4.タイ東部の知識

リゾート、ビーチエリアとしても人気のタイ東部。パタヤ(チョンブリー)、シーラチャなどの都市から成るチョンブリー、ナンプラーの醸造地として知られ、豊かな海洋資源を背景に食文化が育まれたラヨーン、トロピカルフルーツの名産地チャンタブリー、手つかずの自然とタイ最古の木造礼拝堂が残るトラートなど、各エリアを深堀りした知識を学ぶことができます。

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ビーチリゾートを中心に新旧のタイ文化が入り交じるチョンブリー

タイ東部に位置し、もっともバンコクに近い県がチョンブリー県です。国際的に知られたアジアを代表するビーチリゾート地パタヤや、日本をはじめ外国の企業が進出し、工業団地が建設されているシーラチャなどの都市からなります。バンコクから車で約2時間、スワンナプーム国際空港からはわずか1時間あまりとアクセスも良く、美しいビーチをはじめ、ショッピングやナイトライフなどのエンターテイメントも楽しめます。また、ラマ5世のサマーパレスがある文化的要素を兼ね備えたシー・チャン島など、砂浜と珊瑚礁が美しい島々が点在します。

高台から見たパタヤの街

マリン・アクティビティと美しい砂浜が魅力のパタヤ・ビーチ

パタヤ湾に面し、南北にゆるやかな弧を描くパタヤ・ビーチは、約4キロメートル続くパタヤのメインビーチです。海水浴を楽しむのはもちろん、通りには数多くのレストランやショップが建ち並び、ショッピングをしたり砂浜を散策したりと、南国リゾートの雰囲気を満喫することができます。2018年中には、ノース・パタヤ通りに巨大ショッピングコンプレックスT21(ターミナル21)もオープン。観光客にとっては、ますます魅力的なビーチリゾートへと変貌しています。ほかにも、パタヤからミニバスで15分ほど南に行くと、象牙色に輝く砂浜のジョムティエン・ビーチがあります。パラセイリングやバナナボートなどのマリンスポーツが楽しめ、家族連れにおすすめのビーチです。

パタヤビーチ

さらに美しい海と砂浜を求めてラーン島へ

パタヤ・ビーチの南にあるバリハイ桟橋からは、沖合の島々へ渡るフェリーやスピードボートが出ています。なかでも透明度が高い海で人気を集めているのがラーン島です。パタヤから約7.5キロメートルの所にある珊瑚礁に囲まれた島々で、サンゴやカラフルな魚を見ることができ、世界有数のダイビングスポットとしても知られます。また、西向きのサワイ・ビーチやサメー・ビーチから見るサンセットは格別です。同じくパタヤ沖にあるパイ島やサック島、クロック島周辺も、海底に沈船があるなどダイビングポイントとしても知られています。

ラーン島のビーチ

郊外には、子どもも大人も大興奮のアトラクションが目白押し

パタヤの中心地から少し足を伸ばすと、地元タイ人の週末のリゾート余暇地として知られているバンセーン・ビーチがあります。また、仏教国にふさわしい荘厳な寺院をはじめ博物館、植物園、広大なレジャーランド、アミューズメントパークなども多数点在しています。ラマヤナウォーターパークは184,000平方メートルの面積を占めているタイ最大級のウォーターパークです。園内には21のウォーターライドや2つのキッズ専用プールがあり、大人も子供も楽しむことができます。ノン・ヌット・パタヤガーデン&リゾートでは、ホテルやスパが併設され、ラン園、サボテン園、フランス庭園、イタリア庭園、盆栽庭園など計33のテーマ別ガーデンが点在しています。アクティビティーには、広い園内を周遊できる象乗り、レンタサイクル、園内バスツアー、スワンボート(足こぎボート)、3kmに及ぶスカイウォークなどがあり、観客数2,000人以上を収容できるシアターでは、タイの古典舞踊や象のショーもあり、タイの文化と自然を満喫することができます。さらに、大人の方はタイで最初のワインの生産を目的とした広大な480エーカーの敷地に広がるブドウ園「シルバーレイクブドウ園」で、ゆったりとワインの試飲ができます。また、サイアム・カントリークラブ・パタヤはタイを代表する名門のゴルフコースです。2006年にリノベーションされ、2007年から3年連続で「ホンダLPGA」の舞台にもなりました。フェアウェイとグリーンのメンテナンスは最高レベル、戦略性の高いレイアウトにも定評ある完璧なゴルフコースです。

ノン・ヌット・パタヤガーデン&リゾート

それぞれ違った顔を見せるパタヤの昼と夜

昼はたっぷり体を動かし、夜はショーの観劇がパタヤならではの楽しみ方です。カーンでは、ライブアクションと映画を組み合わせたステージパフォーマンスや、高解像度のプロジェクションマッピングや空中アクロバティックなど、世界クラスのテクノロジーによる新しいエンターテイメントを楽しむことができ、タイの古典とコンテンポラリーが融合した壮大な90分のショーは不思議な創造の世界へ誘います。

ナイトストリートのイメージ

仏教国にふさわしい荘厳で剛健な建築物

パタヤにあるサンクチュアリー・オブ・トゥルースは、29年以上を費やし、いまだ完成せず現在も建設が進められている建築物です。高さ、幅は約100メートル、総面積は約2,115平方メートルで、古典芸術や彫刻、技術保護を目的として、チーク材やハード材等を使用して建てられています。建築中なので、見学の際はヘルメット着用が必須です。また、パタヤから南に約15キロメートルの所に、ラマ9世に献上されたヤンサンワララーム寺院があります。建物はモダンでユニークなタイ建築様式で、敷地内の丘の斜面には高さ130メートルの仏像が描かれています。

サンクチュアリー・オブ・トゥルース

チョンブリーの特産品

チョンブリーの特産品としては、干し海老、干しいか、魚の塩漬けなどの加工品、竹細工、石製品等が有名です。また、東海岸はサファイアやルビーなどの産地として有名で、カッティングやデザインの技術を活かした製品から、オーダーメイドまで幅広い製品を提供してくれます。

竹かごに盛られた干しイカ

豊かな海洋資源を背景に食文化が育まれたラヨーン

バンコクから約170キロメートル、タイの東部に位置するラヨーン県は、詩聖と呼ばれた詩人スントン・プーの出身地として知られています。美しいビーチ、タイ湾に浮かぶ自然豊かな島々をはじめ、新鮮なシーフードやトロピカルフルーツ、タイ料理に欠かすことができない調味料ナンプラーの醸造でも有名です。北部には一部丘陵地が広がりますが、県内のほとんどは平地で、タイ湾側には無数の島々が点在します。なかでもサメット島は世界有数のビーチとして有名で、特にサンセットを見るベストスポットとして有名なプラオ・ベイには国内はもとより海外からも多くの観光客が訪れます。

フレッシュなカニの蒸し焼き

白い砂浜が続く世界有数のビーチ天国

ラヨーン県には、タイ湾沿いに美しいビーチが無数に広がります。タイ人にも人気があり、ナンプラーの産地として知られているレーム・チャルーン・ビーチには、多くのシーフードレストランが軒を連ねます。そして、レーム・チャルーン・ビーチの東に位置するメー・ランプーン・ビーチは、12キロメートルも続く海岸線が有名です。近くにあるバーン・コア・アオ村では伝統的な漁村の生活を垣間見ることができます。サメット島は、ラヨーン・ビーチ南東の沖合い約7キロメートルの所に位置し、ビーチの砂は白くサラサラしているのが特徴です。なかでも、白い砂浜が約800メートル続くサイ・ケーオ・ビーチは島内一美しいビーチと言われ、カヌーなどのマリンスポーツも楽しめます。また、サイ・ケーオ・ビーチから歩いていけるカオ・ボ・トンは島の中で最も高いビューポイントで、島の東側や近くの島々を見渡すことができます。

ビーチ

トロピカルフルーツが堪能できるスパットラランド

スパットラランドは、マンゴスチンやランブータン、ドリアンなど、タイならではのトロピカルフルーツを堪能することができる観光果樹園です。市内から約20キロメートルの所にあり、地元のタイ人も頻繁に訪れる人気のスポットです。園内ではトラムに乗って果樹園巡りができ、フルーツの収穫時期である4~5月になると多くの人で賑わいます。朝8時から夕方5時まで、年中無休で営業しており、入場料300バーツでフルーツ食べ放題になります。

ボールいっぱいのマンゴスチン

豊かな自然に囲まれたトロピカルフルーツの名産地、チャンタブリー

バンコクから東へ約245キロメートルの所に位置するチャンタブリー県は、緑豊かな美しい自然に恵まれ、トロピカルフルーツの産地として知られています。県内にあるチャルンブーラパーチョンラティット通りは東部地方で最も美しい海岸通りのひとつです。全長111kmで、クンウィマンビーチ、クンクラベーン湾、レームシンビーチ沿いに延び、山側はカーブが続いています。レームソンビーチ、チャンタブリー川河口、ナーンパヤー丘展望台など多くの絶景スポットを通ります。この眺めの良い道はドライブに最適で、自転車で走りたい方にはサイクリングロードもあります。

ボールいっぱいのマンゴスチン

果樹園で美味しいフルーツを味わう

チャンタブリー県の魅力は、海や森といった自然の美しさはもちろんのこと、土地が広いことです。5月から6月は実りの季節で、その時期に訪れれば豊富な種類の果物に驚くことでしょう。日帰りでフルーツビュッフェを楽しむことも、ホームステイで地元農家の生活を体験することもできます。

フルーツの王様ドリアン

イルカと触れあえるオアシス・シーワールド

オアシス・シーワールドは、創業者のウィチャイ・ワッタナポン氏が救ったイルカたちのために建てた水族館です。現在はイルカの保養所となっており、バンドウイルカやピンクイルカなどの姿を見ることができます。このオアシス・シーワールドでは、イルカたちと間近で接する貴重な体験ができます。

イルカショーの様子

天国の扉に近づけるカオキッチャクート国立公園

カオキッチャクート国立公園は、神聖な仏足石を参拝するために多くの観光客や仏教徒が訪れる信仰の山です。ひんやりした空気と朝霞が最大の魅力で、ここを訪れれば天国の扉に近づくことができると言われています。登頂できるのは、陰暦3月・新月の日から陰暦4月・新月の日までとなっています。山の麓から途中まで乗り合いタクシーが出ており、乗り合いタクシーを降りてから山頂(ストーン)までは徒歩で約1.2キロメートルです。

カオキッチャクート国立公園

手つかずの自然とタイ最古の礼拝堂が残るトラート

トラート県はタイの最南東、バンコクより南東へ約315キロメートルの所に位置し、フルーツの栽培地として知られています。2003年に開校したトラート空港は、バンコクのスワンナプーム国際空港からバンコクエアウェイズが毎日運航しており、バンコクからのアクセスも良好です。プーケットに次いでタイで2番目に大きなチャーン島を有し、年間を通してビーチリゾートを楽しむ観光客で賑わっています。ほかにも、トラートから南東約89キロメートルの所にあるハット・レックはカンボジアとの国境の町として栄えています。毎朝開かれる国境市場では、野菜や果物、魚、肉などが売られ、カンボジアからも多くの人が国境を越えて買い物にやってきます。

チャーン島のビーチ

タイ最古の木造礼拝堂が残るワット・ブッパーラム

ワット・ブッパーラムは1648年アユタヤ時代に建立され、タイ最古の木造礼拝堂がある寺院です。残存する壁画には初期のチャクリー王朝や中国の影響が見られます。なお、本堂では宗教を学ぶことができ、古代の壁画も見ることができます。寺院を象徴する涅槃仏は感動的な大きさと美しさです。

トラットの寺院

象の形に似ていることから名付けられたチャーン島

チャーン島は、タイで2番目に大きな島で、島の形が象に似ていることからタイ語で象の島=チャーン島と名付けられました。チャーン島は海洋国立公園で、自然豊かなリゾートアイランドでもあります。島の西側から南側のポイントではダイビングやシュノーケリングを楽しむことができます。特に西側のカイベー・ビーチは水平線に沈む夕日がもっとも美しく見えるビーチと称されており、引き潮時にはマン・ノイ島まで歩いていくことができます。さらに、グリーンシーズンの5~6月にはマングローブ林の中でホタルを見ることができ、島の東には島の水源にもなっている滝「ターン・マヨム」があり、観光スポットのひとつになっています。

海から見たチャーン島

バーンターラネの自然遺産マングローブ林

バーンターラネのマングローブ林は、歴史的な自然遺産のため、クロンジェーク運河沿いの地域で保護活動が行われています。チュアンプロイ(宝石ラッシュ)時代に土砂が隆起したことにより、この地域の生態系に変化が起こり、樹齢100年を超えるタブンの木やランプーの木が茂り、潮の満ち引きのあるマングローブ林が誕生しました。美しい自然や現地の人々の生活に触れることができるマングローブ林のスペシャルツアーをはじめ、多くの自然保護活動が行われています。

マングローブ

タイ東部のお祭り 世界的にも有名なバッファロー・レースとフルーツ・フェスティバル

タイ東部地域では、たくさんのお祭りやイベントが開催されます。なかでもチョンブリー県で毎年10月頃に開催されるバッファロー・レースは有名で、タイの農作業に欠かせない水牛もこの日はレースやコンテストに駆り出されます。また、ラヨーン県、トラート県、チャンタブリー県で、5月から6月にかけて行われるフルーツ・フェスティバルは、多くの観光客で賑わいます。色鮮やかなフルーツと花で飾られた山車のパレードは見ものです。

バッファロー・レース